学会設立の理念とは
日本レイキ療法学会は、日本発祥の代替療法であるレイキの効果に注目し、単なる民間療法の枠を超え、未来の日本社会における認知を向上させ、医療分野はもちろんのこと、教育現場や企業をはじめとした様々な組織においてもレイキ療法を普及させる目的で設立しました。
そのために必要なことは…
- 営利目的とは一線を画し、レイキ療法を広く社会に普及させるために、志のある組織・団体、個人・スクールが、特定の流派や系統、組織の枠組を超え、協力していく。
- レイキ療法について、技術のみならず、その背景にある考え方などを含めて、レイキの施術について一定のレベルに達していることを証明するレイキ技能士といった資格認定制度を設けることにより、日本社会に広く、正確にレイキ療法を普及させようとしている個人やスクールの後方支援を行う。
- レイキの真髄は、安心立命(一人ひとりが豊かで幸せな人生を歩むこと)にあることから、レイキ実践者の人格や人生の質の向上を支援するセミナーや講演会を行い、学びを深めて頂く。
- 海外のレイキの研究・論文や様々な症例の情報を収集、公開していくことにより、レイキ療法の効果が、科学的にも証明されているということを、日本社会においても認知される努力を続けていく。
ことだと考えています。
すでに欧米では、レイキ療法が注目され、レイキに関する各種研究が行われている現状に鑑み、日本においてもレイキの研究が急務となっています。
レイキ療法は、1回の施術による一時的な痛みの軽減やリラクゼーションという効果にとどまらず、自然治癒力の回復により生きるうえでの活力の向上にも、その効果が注目されています。
一方、レイキのさらなる普及促進のためには、どのような手続きや施術を行うことがどのような効果をもたらすのか、レイキを継続するために効果的なプロセスや本人のマインドはどのようなものかなど、科学的なエビデンスが必要とされる課題が数多くあります。
さらに、レイキ施術者やレイキ実践者の社会的地位の向上のために、これらのエビデンスや、レイキ施術者やレイキ実践者の育成プログラムが、社会において認められたものであることが必要です。
「病は気から」というように、「人間」と「気」は、ストレス社会といわれる現代社会においては、切っても切り離せない重要な関係にあるといえます。
レイキによるリラクゼーションにとどまらない効果は、これから日本以外の各国においてもさらに研究が進められていくと考えられます。
一人でも多くの方に本学会に参加いただき、関係団体や個人が力を合わせ、科学的な実証と社会貢献の枠組みの中で、レイキの実践プログラムの研究と、その成果の発信を目指し、レイキのさらなる発展に寄与していきたいと存じます。
理事一同